タイミングと不妊症について
排卵日のタイミングとは?
排卵日とは、卵巣にある卵子が成熟し卵巣から放出されたのちに卵管へキャッチされます。
そのタイミングで卵管采という卵管の一番奥で待機する精子と卵子が授精すると「受精卵」となり、卵管を通過しながら分割し、受精して約6日目の「胚盤胞」と呼ばれる状態で子宮に着床すると妊娠が成立します。
妊娠が成立するためには卵子が排卵して約24時間以内に射精した精子と出会う必要がありますが、妊娠しやすいタイミングとして、排卵日の2日前~排卵直前にタイミングを2日おきに取ると良いと言われますが、排卵のタイミングを予測するのは難しいため排卵予測日の2日後までは妊娠の可能性を期待してタイミングを取りましょう。
排卵日チェックアイテム
①排卵検査薬
排卵検査薬とは妊娠検査薬のように尿をかける事でラインが浮き上がってくると「陽性」を示します。
また、排卵検査薬は脳からの排卵刺激ホルモン「LH」、妊娠検査薬は赤ちゃんが着床した頃から上昇するヒト繊毛ゴナドトロピン「hCG」というホルモンを測定していますので、排卵検査薬と妊娠検査薬は全く別物として考えてください。
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以前は排卵検査薬しかありませんでしたが、近年は妊活おりものシートが主流になっています!
タイミングを取るのが難しいパターンとは
・出張や単身赴任で不在になりがち
・小さいお子さんが居てタイミングを取るのが難しい
・ご主人が残業で帰りが遅く、疲れてタイミングを取れない
・ご主人がタイミングを指定されると緊張して失敗しやすい
・夫婦の生活リズムがズレていて寝る時間が合わない
・ご夫婦共に年齢を重ねる事で精力が低下し夫婦関係に気持ちが向かな
などでなかなか妊活がうまく進まないというご夫婦が多くいらっしゃいます。
タイミングが上手く取れない場合の解決法
ご主人が単身赴任などで不在の場合
奥様の月経周期を予測する事で排卵日の日程で有休などを使って会うといった方法でタイミングを取れる方は直接会う方法がベストですが、なかなか仕事の都合などで日程を調整できない場合は婦人科などでピルを処方してもらい、夫婦が会える日が排卵に当たるよう月経周期をずらす方法を取る事も出来ます。また長期的に夫が不在になる場合は、「精子凍結」という手段を使う事で奥様が一人の状態でも「顕微授精」などで不妊治療をするという例も稀にあります。
(以前、海外のご主人と日本在住の奥様が妊活をされることになり海外から凍結精子を空輸して日本の不妊治療専門病院にて顕微授精をしたというご夫婦もいらっしゃいました。)
慢性疲労や精力低下によりタイミングが難しい場合
疲れて睡眠を優先してしまう場合や、ご夫婦共に精力低下で積極的にタイミングを取ることが出来ない場合は「漢方薬」や「サプリメント」という方法が有効です。
特に男性不妊の場合は疲れやストレスが精液の成績に直結しやすいため、女性と同じく体調管理がとても大事になります。
最近も、第二子不妊のご夫婦が何度か化学流産を繰り返したためご夫婦そろってカウンセリングに来られた所、ご主人の職場環境が大変忙しく残業によって慢性疲労が数年続いていることがわかりました。
不妊症の原因がご主人にあると判断し、ご主人にも疲労回復と精力増強などを兼ね備えた漢方を飲み始めていただいた所、3度目の妊娠でようやく10週の壁を乗り越え妊娠継続まで至りました。
このように、夫側の問題もしっかり向き合う事で精子と卵子両面から受精卵の質を改善する事が出来るためご主人も体質改善を一緒に頑張っていただくと妊活も結果が出やすくなります。
その他、ご主人の精力が弱くタイミングが全く取れないという方は「男性不妊外来」により診断を受けた場合のみ保険適応にて「ED治療薬」を処方してもらうことが出来ます。
時間のずれやお子さんがいてタイミングが取りにくい場合
夫婦関係を取ることは出来ても環境が原因でなかなかタイミングを取ることが出来ない場合は
「シリンジ法」
という方法があります。
これは妊活専用のシリンジを使って、ご主人が採取した精子を奥様が直接膣内に注入する器具で、
夫婦関係を持たない状態でも排卵周期に受精する目的で取り入れる事が出来ます。
また、男性側の精力低下によってタイミング(性交)は難しいものの、精子の採取であれば問題なく出来るといった方にもよく使われています。
Amazonなどでも購入する事が出来るため通院で処方していただく必要もないため気軽に導入していただけてお値段的にも続けやすい価格帯の商品が多いです
また、潤いが少ない方やおりものが減少気味の女性はコチラの妊活ジェルとのセット商品がおすすめ↓
まとめ
妊活は手間がかかり負担やストレスを強く感じる事も沢山ありますが、ご紹介した便利な妊活アイテムを利用する事で簡単に排卵日予測が出来たり、夫婦関係のみのタイミングに囚われずに妊活をする事も出来ますのであまり頑張りすぎずに肩の力を抜きながら便利な手段を上手に使って妊活に取り組んでみるものおすすめです。
精神的に自分を追い込み過ぎると、ストレスという不妊要素がより増えてしまいますので頑張りすぎず肩の力を抜きながらゆるゆる気楽な気持ちで前向きに赤ちゃんを迎えましょう。
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