妊活のプロが伝授する!ブライダルチェックの活用

不妊治療

ブライダルチェックは「計画的に妊娠する」ための下準備

結婚後すぐに妊娠を望むカップルもいれば、「しばらくは夫婦二人の時間を楽しみたい」といった妊娠をすぐには望まないカップルもいますね。これらのカップルで

「どのタイミングで準備を始めるべきか?」

についての知識をお伝えします

ブライダルチェックの内容とは?

【ブライダルチェックの検査項目】

①女性

・月経周期チェック
・超音波検査(卵巣や子宮のチェック)
・AMH(抗ミュラー管ホルモン検査)
・クラミジア抗体
・風疹・麻疹抗体
・梅毒などの感染症検査
・甲状腺ホルモン検査
・子宮頸がん検査

など・・

②男性

・精液検査
・クラミジア抗体
・風疹・麻疹抗体
・梅毒など感染症検査

※ブライダルチェックは自費検査となり、約2万円前後の費用がかかります。

検査が先?タイミングなど妊活が先?

妊娠を急ぐ場合&急がない場合両方共に「ブライダルチェックは結婚前後すぐ」がおすすめ。
というのも

「とりあえず半年はタイミングを取ってから」

と思っていても

①子宮筋腫や子宮内膜症がある

場合は時間と共に病状が悪化してこじれてしまったり、サイズによっては腹腔鏡や開腹手術によって患部を取り除いてからの妊娠となり半年から1年は妊活をスタートする事が出来なくなります。

②妊娠前に「麻疹(はしか)」の抗体が十分にない

まま妊娠してしまい、感染した場合は流産や早産のリスクが高まるという危険な状態になります。

また、妊娠を急いでいる場合に「麻疹」の抗体が無い場合はワクチン接種後2カ月は避妊する必要があるためすぐに妊活をスタートすることは出来ません。その他

③甲状腺ホルモン(THS/FT3/FT4)

の異常は不妊との関連性もあり特にTSHが高い場合(2.5μIU/mL以上)は卵巣機能低下や排卵障害のリスクなどがあるため流産などの予防の観点から「チラージンS」などを服用しながら妊活や妊娠期間を過ごす事になります。また40代からの妊活にとって重要な

④AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査

AMHは「卵巣予備能検査」とも呼ばれ

「卵巣内にある卵子の数」を表す数値とされています。

AMHが低い場合・・・卵巣に残っている卵の数が少ない可能性が高いため、妊活を急ぐよう指導される場合が多い。

AMHが高い場合・・・卵子が多く安心というわけではなく異常に高い場合は「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」の可能性が高く、排卵障害などの可能性もあり自然妊娠を望む場合は卵胞チェックが必要。

⑤その他、クラミジア感染などがある場合は炎症による卵管内や卵巣の癒着を起こしている場合があり「卵管閉塞」や「ピックアップ障害」があると自然妊娠が難しいと言われます。

ブライダルチェックに抵抗がある場合は?

不妊治療や不妊専門病院になかなか足が向かないという方の悩みとして

・男性医師に検査されることに抵抗がある
・性病が見つかる事が不安
・周りに不妊症だと知られたくないため通院しづらい

などが挙げられます。
抵抗があまりに強い方にはまず

「郵送による不妊項目の検査」



という商品もあり、簡易検査ですので全項目を調べる事は難しいですが性病関連を調べる事が出来ます。(風疹や麻疹は項目除外されていますのでご注意ください)

また、ご主人が「精液検査」を拒む場合は自宅で精子チェックをする商品もありますので一度自宅検査で現状を把握した上で病院に通院する事で不安感や抵抗によるストレスを軽減して妊活に臨みましょう。

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