不妊症と体重の関係とは?
不妊症では体調管理がとても重要と言われ、栄養管理や温活と並んで重要と言われる項目の1つが「体重管理」です。不妊症における理想の体型として
BMI:18.5以上ー25未満まで
とされ、
例)女性の身長155cmの場合
→44.5kg以下の痩せ型もしくは60kg以上の肥満型
は不妊症の原因となっている可能性が高いという事になります。

不妊症のリスク①痩せ型タイプ
痩せ型の場合、血が不足しがちになることで卵巣や子宮に十分な栄養が届かず
・卵巣機能の低下
・卵子の栄養不足による排卵障害や無月経
・子宮内膜が薄くなり月経減少&無月経
などのリスクとなります。
よく、摂食障害や無理なダイエットで月経がストップするというのはこのような栄養不足による卵巣機能低下が原因となっています。
不妊症のリスク②肥満タイプ
痩せ型に比べ肥満型が不妊症になる原因は複数あるため1つずつ解説していきます。
①脂肪太りによるホルモンの乱れ
脂肪が多いタイプの場合、女性ホルモンの原料である「コレステロール」が過剰になることでエストロゲンなどのホルモンバランスが崩れやすくなり排卵リズムが乱れやすくなります。
②インスリン抵抗性が増加しPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)になりやすい
BMIが高い場合、血糖コントロールに関わる「インスリン」が効きにくくなることが卵巣機能に悪影響を及ぼし排卵障害を起こしやすいPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)になりやすくなります。
この場合、排卵を起こさせるために糖尿治療などで処方される「メトホルミン」を処方される場合があります。
③その他コレステロールが原因の炎症や皮下脂肪による子宮の冷え
体内に脂肪が増えると炎症を引き起こす「サイトカイン」が増える事で慢性炎症が起こりやすくなり、子宮や卵巣などに炎症が起こると「卵管水腫」や「子宮内膜症」「子宮内膜炎」「月経痛」など不妊症の原因となる場合があります。
また、皮下脂肪が多いとお腹周りが慢性的に冷えてしまうため、子宮の血流障害の原因となります。
まずはBMIを理想の範囲内へ
BMIに問題がある場合、まずやることは
「今の体重と理想体重の差」
を知る事です。目標に近づくためには体重管理が重要ですが、こまめに管理するのが苦手な方は
「タニタの体重計」
がオススメ✨
タニタさんの商品は
「測定するだけで体重計が携帯にデータを自動送信してくれる」
という機能があるため、毎日体重計に乗るだけでグラフ作成してくれますので自動で日々の変化を確認することが出来ます。
また、家系的に太りやすい方や食事コントロールしてもなかなか痩せない方は
「ダイエット遺伝子検査」
がオススメ✨
遺伝的にどんな栄養素が必要なのか、何をすれば痩せやすいのかなどのデータを確認した上で自分に合ったダイエットを実践できます。
不妊の場合「体重管理」で注意することは?
太りすぎでは食事制限によるダイエットをおすすめする事も多いのですが、普通のダイエットと違い妊活のダイエットは栄養コントロールがとても重要で「過度な食事制限やファスティング」をするのはNG!過度なダイエットは貧血や卵巣機能の低下の原因になることも。
そのため、食事の順番を変える(野菜やたんぱくを先に食べる)などしっかり栄養バランスを保ったうえで運動などを取り入れた健康的なダイエットでゆるやかに体重を落としましょう✨
ダイエットにおすすめの習い事は
カラダを温めながら汗をかいてダイエットをしたい方は
「ホットヨガ」
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ホットヨガの場合、代謝が上がるだけでなくヨガのリラックスや自律神経への働きもあり心身リフレッシュする事が出来ます。また職場でクーラーの中で体を冷やしている方には「温活」にもなるため、冷え性女子の体質改善にも。
(血虚:血が足りないタイプは貧血により高温内でのふらつき&バテるリスクもあるため体力が中程度以上ない方は控えましょう)
また、隙間時間に運動したい方はチョコザップがオススメ✨

第二子不妊のママさんで忙しくてもお迎えまでの隙間時間や寝かしつけの後にちょっとだけ運動をしたことで体重が落ちて妊娠に至ったケースもあります✨

通う時間がなかなか取れないという方は、YouTubeなどでエクササイズ・ヨガ・ストレッチなど体を動かす動作をお風呂上りや寝る前に取り入れましょう✨寝る前のヨガやストレッチは血流もよくなり睡眠の質も向上出来ます。
まとめ
過度な痩せすぎや太りすぎは女性ホルモンが乱れやすく「排卵トラブル」の原因となります。
また、太り過ぎは炎症を起こしたり子宮を冷やすなど妊娠しにくくなるリスクがとても大きいため脂肪を落とす事がとても重要ですが貧血など「栄養状態」が悪くなる過度なダイエットは逆に不妊の原因にもなるため・・
「カラダに負担をかけないダイエット」
である運動や代謝を上げる取り組みが推奨されています✨
無理のない範囲で妊娠に適した理想体重にコントロールしていきましょう。
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