【妊活のプロが伝授する!】仕事と不妊治療の両立方法

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不妊治療と仕事は両立しづらい?

不妊治療の通院は大変?

正社員など仕事の拘束時間が長いご夫婦にとって、不妊治療と仕事を両立することはかなりハードな状況とも言えます。というのも

「月経〇日目に予約を入れてください」

という流れになる事が多く、急に仕事の都合をつける事が難しい職場環境の場合は仕事終わりに通院となりますが、時間帯的にも17時以降の不妊専門病院は混雑している場合が多く、帰宅時間などが20時を過ぎてしまう事も。

また、保険での体外受精の周期はご夫婦揃っての受診や同意書が揃わない場合治療に進めない事も多く、職場の上司の方に不妊治療をあらかじめ伝えて就労時間を融通してもらう必要があります。

不妊治療中の働き方とは?

どうしても集中的に妊活に取り組みたい女性の場合は以下の方法を使って時間にゆとりのある状態で取り組むことをおすすめします。

・職場の了承を取り、半休や有休を利用する 
不妊治療休職制度を利用する(約1年間)
・正社員からパートなどに勤務形態を切り替える
・一旦仕事を辞めて雇用保険をもらいながら妊活を継続する

これらのうち、自分に合った雇用形態を検討する事をおすすめしますが、妊活はご夫婦によって妊娠に至るまでの期間が異なりますのでひとまず3カ月前後は働きながら不妊治療を頑張ってみる事をおすすめします。

仕事と両立するために

働きながら通いやすい病院とは?

不妊専門病院の場合、平日は遅い時間まで営業しているor土曜日午前診察している病院がほどんどのため、このパターンで通院する患者さんが多いのですが待ち時間が長い場合は予約も取りづらく、また受診日でも受付から会計までで数時間かかる病院も多く帰りも遅くなるため効率よく通院するためには病院選びがとても重要です。

選び方として、1番大切なのは

「病院の治療実績や通院しているお客様の満足度」

がバランスよく高評価であることです。これは、病院のホームページのクチコミを見るだけでなく「Google map」などのクチコミもしっかりチェックしておく事が大切です。

その他、ストレスなく治療を続けるための条件として・・・

①予約が取りやすく受診の回転が早い

②当日予約でも快く受け付けてくれる

③混雑していても先生や看護師さんとしっかり会話が出来る

④家や職場が近い

医師が毎回同じ先生に当たり現状をしっかり把握してくれている

病院を選ぶ事をおすすめします。また、施設によっては土日祝日でも関係なく受診日となっている病院もありますが、このような施設は医師が多いため担当医が毎回変わる可能性も高く、先生の発言が毎回違う事で不安に感じる方も多いため医師の時間表を確認しながら受診するなどの注意が必要になる場合もあります。

また、ARTと呼ばれる不妊治療(体外受精や顕微授精)の場合は予め「月経〇日目に受診」と決められた日に通院する事になるため

・職場にあらかじめ午前休や有休などを申請しておく

事も必要です。というのも、診察はどの時間帯でも受付しているのですが、「採卵」「移植」となると朝や昼の時間帯のみなど固定された時間でしか治療していないため、「仕事が終わってから夜に採卵」などの個別対応は基本的に実施している病院はほぼありません。

採卵などの治療周期は1周期で約4回ほど受診する必要がありますので、必ず仕事が立て込んでいない時期を選んで治療に通うように計画を立てましょう。また、大型連休でも病院が長期休暇に入る可能性も高く、長期休暇を取る場合前後の診察が大変混みあう事も予想されます。

そのため排卵周期などが大型連休に当たる際は、休業期間と重なると採卵が出来なくなる可能性が高い事を認識しておくことも大切です。

仕事と妊活を両立するためのちょっとした工夫

妊活がスタートするとプライベートな時間が妊活にかなり消費されてしまうため、人によっては睡眠時間が短くなったり家族との時間を犠牲にしてしまうなど余裕のない時期となることも。

そのため・・

・ご主人や家族に家事分担などのサポートを増やしてもらう
・休日の間に家事をあらかじめ済ませておく
・有休などを使って平日に休める日を作る
・体のメンテナンスをしっかりしておき(鍼灸やマッサージなど)疲労回復を心掛ける

など心身が疲れてつらくならないように予め計画的にゆとりのある妊活を心掛けましょう。

買い物はネットスーパーや宅配を活用し、なるべく休日を疲労回復の時間に充てましょう。

まとめ

今から妊活をスタートするご夫婦におススメの不妊治療と働き方の流れをまとめると、

①働きながら無理なく通える病院を探して通院
②通院スタート初めはタイミング法など仕事に影響のない範囲では働きながら妊活との両立を頑張ってみる
③ステップアップで体外受精など、日程調整が必要になった場合は職場の理解を得て半休や有休などを利用しながら妊活が出来る方は無理のない範囲で仕事と両立に努める
④不妊治療が長引き、心身の疲れを感じた際は「不妊治療休職制度」「パートへの変更」などを利用し体に負担が無い状態で妊活に向き合う。
⑤それでも妊活の継続が難しいと感じた場合は、一旦仕事を辞めて心身の疲れを癒しながら妊活と向き合う

というステップが1番効率よく妊活を継続出来る流れになります。

私が相談していて最も感じる事は、女性が働くことと妊活の両立は周りが思うより何倍も負担がかかる事ですので、決して無理をせずに心にもゆとりをもって挑戦していただければと思います。

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